えだ豆は体にいい?栄養素・効用と選び方・保存方法

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主な栄養素(可食部100g当たり)
  • たんぱく質: 11.7g(50g)
  • ビタミンB1: 0.31mg(1.1mg)
  • ビタミンC: 27.0mg(100mg)
  • 葉酸: 320㎍(240㎍)
  • カリウム: 590mg(2,000mg)
  • 糖質:3.8g

※カッコ内は成人女性1日の推奨量

品種と栄養素

大豆が熟す前の未熟果が「えだ豆」です。

「畑の肉」といわれるほど体の組織の材料となるたんぱく質やエネルギー源となる糖質が豊富なのが特徴です。各種のビタミン、ミネラル、葉酸・カリウム。カルシウム、鉄、食物繊維も含まれている栄養価の高い野菜です。大豆には含まれないビタミンCも含有する夏野菜。

枝豆には大豆イソフラボンのほか、大豆サポニンなどの特融成分が含まれています。大豆イソフラボンの特徴は、女性ホルモンに似た働きをすること。大豆サポニンには高い抗酸化作用がある上、血圧やコレステロール値を下げたり、肥満を防止・改善するのに役立ちます。

また、脂質の一種であるレシチンも注目したい成分。コレステロール値の低下や肥満の予防・改善効果に加え、神経伝達物質の合成を助けて記憶力や集中力を高める働きもあります。

アミノ酸の一種・メチオニンは、ビタミンB1・ビタミンCとともに、肝臓のアルコール分解促進に有効とされています。飲みすぎが気になる人には心強い存在でしょう。

冷凍食品としてもおいしいものを一年中いただくことができるえだ豆。実は生のえだ豆と栄養価はほとんど変わりません。(冷凍もゆでた後、栄養成分が失われないように急速冷凍しているため。)

効用

豊富な栄養素のほかに、イソフラボンやレシチン、サポニン、メチオニンなどの有効成分を含みます。

・むくみ解消

・貧血の予防・改善

・コレステロールの上昇抑制

・更年期障害の改善

選び方

鮮度が落ちやすいので枝付きがおすすめで、豆がふっくらしているものを選びましょう。

鮮やかな緑色をしているものがGood。

保存方法

鮮度が落ちやすいため、できるだけ早く使い切りましょう。

すぐにゆでて、冷めたら冷蔵庫へ。

冷凍の場合は固めにゆでてから、水分を切り、保存パックに入れます。

調理と食べ合わせのコツ

「ビールと枝豆」は優れた組み合わせ。

アルコールから肝臓を守るメチオニンなどが作用し、肝臓の負担を減らします。レバーなど肝臓の働きを促す食品と組み合わせるのも良いです。

おすすめの組み合わせ

しらす

女性ホルモンの不足は、骨粗しょう症の原因に。

大豆イソフラボンで女性ホルモンの働きを補い、さらにしらすで骨の材料となるカルシウムを補いましょう。

ワンポイント:「フラボノイド」

フラボノイドは、ポリフェノールの一種で、ブドウやブリーベリーで知られるアントシアニンも同じ仲間です。フラボノイドの化合物の多くには生活習慣病予防効果や老化防止作用などがあります。

主な食材
緑茶 / 柑橘類 / 玉ねぎ / にら / ブドウ / アスパラガス / レタス / キャベツ / ピーマン / セロリ