オクラは体にいい?栄養素・効用と選び方・保存方法

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オクラ
旬:7月、8月

主な栄養素(可食部100g当たり)
  • ビタミンA: 56㎍(700㎍)
  • ビタミンE: 1.2μg(6.0mg)
  • 葉酸: 110μg(240μg)
  • カルシウム: 92mg(650mg)
  • 食物繊維: 5g(18g)
  • 糖質:1.6g

※カッコ内は成人女性1日の推奨量

品種と栄養素

アフリカ東北部が原産であり、エジプトでは2,000年前に栽培していたと言われています。

切った時にでるネバネバの正体は、ムチンとペクチン。

ムチンには胃の粘膜を守ってタンパク質の消化吸収を助けたり、かんぞんや腎臓の機能を高めたりする作用があります。

水溶性の食物繊維であるペクチンには、血糖値やコレステロールの上昇を抑えたり、腸の調子を整えて有害物質の排泄を促したりする効果があります。

優れたβカロテンが豊富な緑黄色野菜で、免疫力を高めるビタミンC、糖質や脂質の代謝にが変わるビタミンB1,B2などもたっぷりです。

健康な骨を作るカルシウムやマグネシウム、また、高血圧予防に役立つカリウムなどのミネラルも多く含まれます。

胃腸が弱りがちな真夏には。体力アップのために積極的にたっぷり摂りたい野菜の一つといえるでしょう。

効用

水溶性、不溶性の食物繊維が多く、腸の機能を整えるため、便秘予防に最適です。

ムチンには粘膜を保護する作用もあります。

・整腸作用
・がん予防
・コレステロールの上昇抑制
・胃腸病の予防

選び方

大きいものは硬いので、7〜8cmのサイズでうぶ毛が細かくやわらかなものを選びましょう。

下手が黒ずんでいるものは避けて、鮮やかな緑色のものがGood。

保存方法

買った時に入っていた袋から取り出し、ラップに包んで野菜室で2〜3日保存。

冷凍するときは硬めに塩茹でしてからラップを。こうすることで、通常よりも保存期間を延ばすことができます。

調理と食べ合わせのコツ

さっとゆでてからバターで炒めるだけでも、手軽に栄養素をとることができます。

うぶ毛が残っていると口当たりが悪いため。調理前に塩を振ってまな板で転がす「板ずり」を忘れずに。

おすすめの組み合わせ

納豆

納豆のナットウキナーゼが血液をサラサラにします。

オクラのペクチンが余分な脂質の吸収を抑えて、動脈硬化を予防します。

肉類

オクラのムチンが弱った胃腸の粘膜を保護します。

栄養価の高い肉の消化・吸収を助けます。

ワンポイント:「生食もおすすめ」

おくらは生でも美味しく食べられ、ビタミンCやB群も効率よく取ることができます。

塩を少々振って、板ずりし、表面のうぶ毛を取り除いておくと、口当たりも良くなります。