ゴーヤ(にがうり)は体にいい?栄養素・効用と選び方・保存方法

記事内にプロモーションを含む場合があります。

ゴーヤ
旬:6月、7月、8月

主な栄養素(可食部100g当たり)
  • ビタミンC: 76mg(100mg)
  • ビタミンK: 41μg(150μg)
  • ビタミンE: 0.8mg(6.0mg)
  • カリウム: 260mg(2,000mg)
  • 食物繊維: 2.6g(18g)
  • 糖質:1.3g

※カッコ内は成人女性1日の推奨量

品種

沖縄ブームでおなじみになった野菜、ゴーヤ。

原産は東南アジアで、沖縄にゴーヤが伝来したのは15世紀前半といわれています。

露地でも長期間栽培が可能なゴーヤは庭先でも作られ、沖縄で日常的に食べられるようになりました。

ゴーヤがその後、鹿児島に伝わったのは16世紀の終わりごろ、そして全国的に知名度を得たのはごく最近のことです。

栄養素

独特の苦みが魅力ですが、この苦み成分はフラボノイドの一種であるククルビタシン類。皮の部分に含まれているので、川の向き加減で苦みを調整できますが、有効成分が豊富です。

また、ビタミンCとカリウムが豊富で、ビタミンCの含有量はピーマンとほぼ同等です。ビタミンCは、苦み成分との相乗効果で動脈硬化やがん予防に効果があるとされています。

またカリウムはナトリウムの排出を促し、筋肉の収縮を助けます。

わたには果実の1.7倍ものビタミンCが含まれています。苦みも少ないので、もっと料理にしたいですね。

種に含まれる共役リノレン酸。最近の研究で肝臓における死亡の燃焼に効果的であることが分かっています。

効用

豊富なビタミンCと苦み成分の相乗作用により、がんや動脈硬化の予防や、老化防止に最適です。

カリウムが多いので、高血圧予防にも。

・がん予防
・老化抑制
・動脈硬化の予防
・夏バテの防止

選び方

ずっしりと重みがあるものを選びましょう。皮は濃い緑の方が味が良いとされますが、苦みもやや強いです。

保存方法

種とわたから傷んでいくので、取り除いてから湿らせた新聞紙にくるんで冷蔵庫で保存しましょう。(2週間ほど)

調理と食べ合わせのコツ

中の白い種とわたの部分は非常に苦味が強いので、スプーンなどできれいにこそげましょう。

油脂に溶けて吸収されるβカロテンも含まれているので。油を使った炒め物などにするのがおすすめです。

コラーゲンの材料となるたんぱく質を多く含む肉・卵などを加えれば、ビタミンCとの相乗効果で美肌づくりにつながります。

おすすめの組み合わせ

豚肉

豚肉に含まれるビタミンB1には疲労回復効果があり、ストレスで失われるビタミンCをゴーヤで補います。

うなぎ

ゴーヤに含まれるビタミンC、うなぎに含まれるビタミンAは疲労回復に効果があります。

ワンポイント:「モモルデシン」

苦みの基となっているモモルデシンはゴーヤ特有の成分。

血糖値を下げる作用のほかに、胃を丈夫にしたり吸収能力を溜めたり、食欲増進の作用があるといわれています。