小松菜は体にいい?栄養素・効用と選び方・保存方法

記事内にプロモーションを含む場合があります。

小松菜
旬:12月、1月、2月

主な栄養素(可食部100g当たり)
  • ビタミンA: 260μg(700μg)
  • ビタミンC: 39mg(100mg)
  • カリウム: 500mg(2,000mg)
  • カルシウム: 170mg(650mg)
  • 鉄: 2.8mg(10.5mg)
  • 糖質:0.5g

※カッコ内は成人女性1日の推奨量

品種

あぶらな科に属する1年生または2年生の草本で、中国から伝来したものといわれています。

小松菜の由来は。江戸時代、江戸川区小松川あたりで冬野菜として栽培していたため、その名がつきました。

四季を通じて栽培され。秋に種子をまいて冬から春に出回るものは、葉の緑が特に濃く、質も柔らかです。

緑の野菜の少ない冬に欠かせない野菜です。

栄養素

成分的にはほうれん草によく似ています。

体内に吸収されるとビタミンAに変化するβカロテンが豊富で。カルシウムはほうれん草の3倍以上、鉄分はほうれん草とほぼと同等に多く含みます。

骨の形成に必要とされるビタミンKも多く含まれています。

効用

ビタミンAの働きで、目や皮膚・粘膜を保護し。免疫力の低下による風邪などから守ってくれます。

カルシウムや鉄分が多いので、骨粗しょう症や貧血などの予防にも最適です。

・骨粗しょう症予防
・貧血の予防・改善
・がん予防
・皮膚の粘膜の保護
・美肌効果
・老化防止

選び方

葉の緑色が濃く、葉先までピンとしていてみずみずしいものを選びましょう。

茎は張りがあり、葉肉はやわらかく、肉厚なものがいいでしょう。

葉脈は発達していると歯触りが悪いので注意です。

保存方法

葉を乾燥させないように、水をキッチンペーパーで包むか、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存をしましょう。

固めにゆでれば冷凍保存もすることができますが、長期保存には向かないので、早めに食べましょう。

調理と食べ合わせのコツ

くせがないので茹でて、お浸し、辛し和え、胡麻和えなどにするほか、油揚げとの相性がよく、煮びたしにするとおいしいです。まあ油との相性も良い野菜で、油いためにすれば一段とカロチンの吸収率がよく、栄養価の高い料理となります。

また、漬物の材料としても用いられ、冬でも取れるので、東京地域では以前から正月の雑煮の青みとして用いられています。

おすすめの組み合わせ

油揚げ

煮びたしにするとビタミンやミネラルをより摂ることができます。

しらす

骨粗しょう症予防に最適です。こまつなはカルシウムが豊富ですが、牛乳やシラスと合わせることでより効果的にカルシウムを摂取することができます。