さつまいもは体にいい?栄養素・効用と選び方・保存方法

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さつまいも
旬:8月、9月、10月、11月

主な栄養素(可食部100g当たり)
  • ビタミンB1: 0.11mg(1.1mg)
  • ビタミンC: 29mg(100mg)
  • ビタミンE: 1.5mg(6.0mg)
  • カリウム: 480mg(2,000mg)
  • 食物繊維: 2.2g(18g)
  • 糖質:29.7g

※カッコ内は成人女性1日の推奨量

品種

ひるがお科に属する多年生草本で、原産地はメキシコを含めた中央アメリカといわれています。

日本へは、元禄11年に、沖縄から種子島を経て、薩摩地方に伝来したもので、サツマイモの名がついたとされています。また、甘みのある所から別名甘藷(かんしょ)とも呼ばれています。

品種としては、農林1号・10号・金時・高原14号・紅農林のほかに、琉球・太白・つくも・関東6号・源氏などがあります。

一般的に4月~6月に苗を挿植し、晩秋に収穫しますが、早堀の種類もあります。

鹿児島・宮崎・長崎・千葉・茨城が主な産地とされています。

栄養素

主成分は糖質で、生芋に約28%含まれます。エネルギー源となる成分はでんぷんです。過熱による損失が少ないビタミンCも29mgと夏ミカンと同じくらいに多く、橙色の濃い品種には、カロチンが多く、ビタミンAを抗力として含んでいます。

食物繊維が豊富で、便秘予防に効果があります。

紫色のの品種の紫色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニン。

皮には食物繊維、ビタミン、ミネラル。クロロゲン酸が豊富に含まれているので、川まで食べるようにしましょう。

切ったときに出てくる白い液、ヤラピンという樹脂の一種です。腸の働きを活性化し、弁を柔らかくする働きがあります。食物繊維とともに便秘解消に一役買う存在です。

効用

皮に含まれるアントシアニンには、抗酸化作用があり、がん予防に効果があります。

ビタミンCが多いので、風邪予防や美肌効果もあります。ほかに、ビタミンCの活性控訴を抑える力で、がん予防や老化予防にも効果があります。

・便秘の予防・改善
・がん予防
・美肌効果
・風邪予防
・老化防止

選び方

皮の色が鮮やかで、表面に傷がなく滑らかなものを選びましょう。

黒ずみがなく、ずっしりと重みのあるものがGood。

一方でひげ根が生えているものは繊維分が多く、筋張っている場合が多いので、ひげ根が多いものは避けるようにしましょう。

保存方法

新聞紙でくるむか、段ボール箱に入れて、冷暗室で保存しましょう。約2週間程度を目安に保存して使い切りましょう。

9度以下とな冷蔵庫での保存は、冷温障害を起こすので不向きです。

切ったものはラップに来るんで野菜室へ。

調理と食べ合わせのコツ

さつまいもに多い、ビタミンCやカリウムは、他の野菜では調理時に損失しやすいという特徴があります。

一方でサツマイモではあまり失われないのが特徴です。

そのままで食べるなら焼きいもや蒸しいもにして食べましょう。

おすすめの組み合わせ

りんご

さつまいものビタミンCには抗酸化作用、りんごのカリウムには血圧を下げる作用があります。

ヨーグルト

蒸したさつまいもとヨーグルトをあえてサラダにすると、ビタミンと食物繊維がたっぷり摂れて美肌作りや便秘予防に最適です。