にがりは体に悪い？副作用がある？成分・効能を解説

にがりって体に悪い？

成分や食べた後の副作用が心配。

豆腐を作る際に用いられる「にがり」。

原材料などでよく見かけますが、実際どのような成分なのかがわからないですよね。

そこで、今回はにがりの体への影響と安全性について解説していきます。

コノハ

成分や効能について詳しくなって、健康的な生活を送りましょう！

にがりとは

にがりとは、海水を煮詰めて塩を作った際にできる透明な液体のことです。

豆腐作りの材料と言われている通り、豆腐を固めるための添加物として用いられています。

にがりのカロリーは？

にがりのカロリーは0〜1kcalほどです。

とってもほとんどカロリーはないため、これが原因で太るということもないでしょう。

にがりは何に入っている？

にがりは豆腐を作る際に使われる他に、煮物料理をまろやかにするために用いられることもあります。

料理だけでなく、コーヒーや紅茶、日本酒や焼酎といったドリンクにも「丸みのある味」を作るために使用されることもあるようです。

コノハ

様々な料理や食品に使われているんだね！

にがりは体にいい？4つのメリット

様々な料理に使われているにがりですが、果たして体にとって良いものなのでしょうか？

次に、にがりのメリットを4つ紹介します。

丈夫な骨を作る

にがりには「カルシウム」と「マグネシウム」が豊富に含まれています。

カルシウムには骨や歯を丈夫にする役割がある他に、マグネシウムと結びつくことで、より強固な骨を形成します。

ほかにもカルシウムにはストレスを緩和する効用があるため、イライラ予防にも効果的です。

腸内環境改善

にがりに含まれる「マグネシウム」には、水分を吸収する働きがあり、一度吸収した水分は腸壁に吸い取られることなくそのまま便を柔らかくしたり、便の容積を大きくします。

便が柔らかく膨張することで腸が優しく刺激され、ぜんどう運動を活性化させて便秘を解消させることができます。

腸内の活性化や腸内環境の改善につながるのです。

美肌効果がある

マグネシウムには美肌効果もあります。

水分を吸着する性質もあり、肌表面の老廃物をとるくすみ効果に加えて、保湿効果も期待できます。

またにがりに含まれる亜鉛には新陳代謝や免疫反応をサポートする役割もあり、こちらも肌のターンオーバーの活性化に繋がっていきます。

カリウムのむくみ予防

にがりに含まれている「カリウム」には、細胞の浸透圧を維持する働きがあり、むくみ予防にと役立ちます。

他にも腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿の中への排出を促進するため、血圧を下げる効果もあります。

にがりは体に悪い？2つのデメリット

ここまで、にがりのメリットを解説してきました。

ではにがりのデメリットにはどのようなものがあるでしょうか？

次に、にがりのデメリットを2つ紹介します。

吐き気や血圧低下を引き起こす｜高マグネシウム血症

にがりに含まれるマグネシウムは、摂りすぎると様々な不調を引き起こします。

代表的なのは下痢や軟便などトラブルです。

マグネシウムには水分をかかえる性質があるため、摂りすぎると下痢など腸の問題を起こしやすいです。

この他にも高マグネシウム血症もあります。

高マグネシウム血症は血中のマグネシウムの濃度が異常に高いことにより引き起こされる症状で、吐き気や眩暈、低血圧などを引き起こします。

胃のむかつきや嘔吐が起きる｜高カリウム血症

マグネシウムだけでなく、カリウムも摂りすぎには注意が必要です。

カリウムの大部分は尿の中に排出されますが、腎不全などで腎機能が悪くなると、カリウムが排出されなくなり、高カリウム血症が起こります。

高カリウム血症になると、筋肉の収縮ができなかったり、四肢の痺れや心電図異常などが起こってしまいます。

コノハ

何事もとりすぎると問題だってことだね

にがりの1日の適切な摂取量は？

1日の摂取量はにがり2gを摂取するようにしましょう(マグネシウム約100g)。

商品によってマグネシウムの量などが異なるので参考程度ですが、2g程度であれば問題ないことが多いです。

コノハ

お茶やコーヒーに入れれば気軽に取れますので、毎日の習慣にしてもいいですね

にがりに関するみんなの意見

にがりは体に悪い？副作用がある？まとめ

今回はにがりは体に悪いのか？についてまとめました。

丈夫な体を作り、美肌効果もある上に整腸効果もあるにがりですが、とりすぎると下痢や低血圧などの問題と引き起こします。

コノハ

適度な量を心がけて、健康的な生活を送るようにしましょう！