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クロロフィルは体に悪い?
副作用があるって本当?
野菜やフルーツ、特に緑黄色野菜に豊富に含まれている「クロロフィル」。
緑の葉緑体とも言われていますが、果たしてクロロフィルの効用や人体への影響はどのようなものなのでしょうか?
今回はクロロフィルの安全性と健康への影響を解説します。
それでは見ていきましょう!
クロロフィルとは
健康食品などでも目にすることの多い「クロロフィル」。
その正体は葉緑素で、植物や藻類などに含まれている天然色素のことです。
葉緑素なので、光合成をおこなう植物・野菜・フルーツの緑の部分に含まれています。
光合成が最もよく知られた機能ですが、その他に窒素代謝・アミノ酸合成・脂質合成・色素合成など植物細胞における代謝の重要な中心となっています。
クロロフィルはどこで摂取できる?
クロロフィルは野菜やフルーツ、特にほうれん草やキャベツ、レタス、小松菜といった緑黄色野菜や、緑色のフルーツであるキウイや藻の仲間である植物性プランクトンなどに含まれています。
これらのほかにもヨモギを使用したお菓子や、緑の着色料として使用されることも多いです。
クロロフィルは体にいい?4つのメリット
様々な食品の着色や栄養素として用いられるクロロフィルですが、果たして健康にとって良いものなのでしょうか?
次にクロロフィルのメリットを4つ紹介します。
クロロフィルには染色体異常を抑制する作用があり、発がん防止効果があります。
ほかにも葉緑素には強力な抗酸化作用と浄化作用があり、ほかのファイトケミカルと一緒に植物を酸化ストレスから守っています。
ショウジョウバエの実験では、発がん物質と葉緑素を阿多会えたエサをショウジョウバエに与えると発がん物質のみを加えたエサを与えた場合よりも長生きしたという研究報告が出ています。
参考:抗がん作用のあるファイトケミカル/抗酸化作用 (minamitohoku.or.jp)
クロロフィルには、血管内のコレステロールを吸着する働きがあるため、コレステロールを抑えて血液の流れをよくする働きもあります。
さらに葉緑素は体内の細胞を活性化させるため、筋肉を維持したり、けがや傷の直りを早くするほか病気の状態にある細胞を健康な状態に戻す作用もあります。
参考:葉緑素(クロロフィル) | 成分情報 | わかさの秘密 (wakasa.jp)
天然のクロロフィルには胃腸の中に付着した老廃物を吸着して体外に排出する機能があります。
有害なミネラルであるカドミウムや鉛などの物質も除去してくれるためデトックス効果も期待できます。
クロロフィルは鉄分の摂取と同様に貧血にも効果的であるとされています。
クロロフィルの成分の一つに有機ゲルマニウムがあり、この成分は酸素や血液の循環を助けて、酸素を供給する役割を果たします。
これらのことからクロロフィルには貧血予防・改善効果があるとされています。
クロロフィルは体に悪い?3つのデメリット
ここまでクロロフィルのメリットを解説してきました。
では一方でデメリットにはどのようなものがあるでしょうか?
次にクロロフィルのデメリットを3つ解説します。
緑色の色素であるクロロフィルに対して、アレルギー反応を起こす人も一定数存在します。
人工着色量と異なり、天然の素材ではありますが、天然着色料のクロロフィルであってもアレルギー、強い場合にはアナフィラキシーショックを引き起こすので注意が必要です。
参考:ホウレンソウなどの天然色素でもアレルギーに―ドイツ|あなたの健康百科|Medical Tribune (medical-tribune.co.jp)
クロロフィルを摂取することにより胃腸への負担が出る可能性があります。
通常の食事では問題ありませんが、サプリなどで過度に摂取した場合、皮膚炎や皮膚障害を引き起こす危険性もあります。
クロロフィルは効能や安全性に関する論文・研究が少ない栄養素です。
特に安全面に関してアレルギーなどの研究がそこまで進んでいません。
そのため、食品に含まれているクロロフィルの安全性には注意したいです。
よく食品に「クロロフィル」って書いてあるけど、安全かどうかの研究は進んでいないよ
クロロフィルの効果的な摂り方
クロロフィルを効果的に摂取するのであれば、サプリメントがオススメです。
クロロフィルは抗酸化作用が期待できるので、活性酸素を除去し、老化・がん・生活習慣病予防のために、1日2~3粒程度(メーカーによって異なる)を目安に摂取しましょう。
クロロフィルに関するみんなの意見
クロロフィルは体に悪い?まとめ
今回はクロロフィルは体に悪いのか?についてまとめました。
野菜や果物、緑色の着色料としても登場し、様々な場面ででてくる「クロロフィル」。
抗酸化作用があり、抗ガン作用・貧血予防に効果が期待できます。
一方で、摂りすぎはアレルギーや胃腸への症状が出るので量には気を付けたいです。
適度な量を心がけて、健康的に過ごしましょう!
・クロロフィルは野菜や果物・藻類に入っている
・クロロフィルは葉緑体のこと
・抗がん作用・貧血予防・抗酸化作用が期待できる
・摂りすぎは胃腸の症状が出ることも
・アレルギーの原因にもなる
・積極的に摂るのであればサプリがオススメ
参考資料
・厚生労働省
・e-Stat(政府統計総合窓口)
・消費者庁
・AACD(一般社団法人 日本流通自主管理協会)
※正確な情報を提供するよう心がけておりますが、かならず「公式HPを確認の上購入する」よう、お願い申し上げます。