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「麦みそって体に悪い？」
「カロリーって高いのか？」
独特な風味と味が魅力の麦味噌。特有の味であることから嫌煙する方も多いですが、非常に栄養価が高く、健康的な食材としても知られています。
そこで今回は、麦味噌の栄養価と健康への影響を紹介します。
・麦味噌のカロリーは198kcal
・デメリットは塩分過多になって高血圧になること
・メリットは美肌効果や生活習慣病予防
適度なバランスを心がけて、健康的な生活を送りましょう！
麦味噌とは
麦味噌とは、麦麹・大豆・塩を原材料として造られる味噌で、主に中国地方・四国地方・九州地方を中心として生産されています。
長崎の島原味噌と鹿児島の薩摩味噌が有名です。
関東でも麦味噌は造られますが、こちらは大麦を原料とした赤味噌が作られ、九州地方では麦を原料とした白味噌が作られています。
日本で主に使用されている味噌は、米麹を原料としたものですが、九州地方では米が取れにくかったこともあり、大体となる麦から麹をつくるようになったのがその起源とされています。
米麹のお味噌と比較して、香が豊かで味があっさりしているのが麦味噌の魅力です。
また、麦麹は水をよく吸う傾向にありますので、米味噌と同じレシピで造ったものがやや固めになるということもあります。
麦味噌のカロリー
麦味噌のカロリーは約198kcal/gで、米味噌の186kcal/gと比較するとやや高いことが分かります。
ただ、誤差の範囲ですのでそこまでカロリーの差はありません。
麦味噌の栄養素
麦味噌は麦を原料としている分、米味噌と比較して食物繊維やミネラル・カリウム・カルシウム・鉄分が豊富に含まれています。
また、味噌の原料である大豆は「畑の肉」ともいわれるほど良質なたんぱく質と脂質やビタミンを含んでいるため、非常に栄養価の高い万能調味料であることが分かります。
たんぱく質の一部はアミノ酸になりますが、その中には生命を維持するために必要不可欠な必須アミノ酸8種類がすべて含まれています。
麦味噌の1日の摂取量
麦味噌の1日の摂取量は、大さじ1程度が適量とされています。
味噌汁に使う味噌が大さじ1/2なので、１日に味噌汁を2杯食べるか、味噌汁1杯＋料理に大さじ1/2ずつ使うと、適切な塩分量の範囲内で豊富な栄養素をとることができます。
麦味噌の消費期限はどれくらい？
麦味噌の消費期限は商品によって異なりますが、大体3カ月～12カ月程度だといわれています。
麦味噌の使い道
麦味噌は味噌汁のほかに、鍋や炒め物や、野菜にディップするソースとしても有効的です。
特に野菜ディップとしては、麦味噌の触感をそのまま楽しむことができるので、ぜひ試してみてください。
麦味噌は体に悪い？そのデメリット
麦味噌を適度な量を摂取する分には問題ありませんが、やはり摂りすぎると体に悪影響を及ぼします。
麦味噌は味噌ですので、摂りすぎると塩分過多になり、高血圧やコレステロールの上昇を引き起こします。
また、塩分の摂りすぎによるむくみが起きるので、ダイエットしている方は接種を控えたほうが良いかもしれません。
麦味噌は体にいい？そのメリット3選
大部に含まれるリノール酸が、コレステロールを体外に排出する働きをしてくれます。
高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防にも最適です。
参考：習慣的な味噌の摂取と高血圧および生活習慣病予防に関する臨床研究
味噌の大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをします。
エストロゲンは女性の美しい肌を守ってくれて、さらに骨粗しょう症予防にもなる重要な働きをすることで有名です。
味噌をとることで腸のぜん動運動を活発にして消化をよくするほか、麹菌によって腸内の有用菌が活性化されます。
免疫力のアップのほか、腸内環境を整える効果があるので、健康への影響は良いといえるでしょう。
麦味噌の体にいい食べ方は？
宮崎名物の冷や汁や愛媛名物のさつま汁には麦味噌が使用されています。
冷や汁は特に夏場においしい料理で、夏バテで食欲が減退したときに有効ですので是非作ってみてください。
おすすめの麦味噌
国産の有機麦みそです(塩分12%) 国産の有機原料を用いて、仕込んでから一切の速醸手段を用いず、自然の発酵速度にまかせて、約1年熟成させた天然醸造のみそです。みそ炒め、味噌鍋にも適しています。
麦味噌は体に悪い？まとめ
今回は麦味噌は体に悪い？健康に与える栄養について解説しました。
麦味噌に限らず味噌は栄養価が高く、摂取する量を考えれば、体に良い影響を与えます。
生活習慣病や美肌効果もありますので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
・麦味噌のカロリーは198kcal
・デメリットは塩分過多になって高血圧になること
・メリットは美肌効果や生活習慣病予防
参考資料
・厚生労働省
・e-Stat（政府統計総合窓口）
・消費者庁
・AACD（一般社団法人 日本流通自主管理協会）
※正確な情報を提供するよう心がけておりますが、かならず「公式HPを確認の上購入する」よう、お願い申し上げます。