ごぼうは体にいい?栄養素・効用と選び方・保存方法

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ごぼう
旬:11月、12月、1月、2月

主な栄養素(可食部100g当たり)
  • 葉酸: 68μg(240μg)
  • カリウム: 320mg(2,000mg)
  • カルシウム: 46mg(650mg)
  • マグネシウム: 54mg(290mg)
  • 食物繊維: 5.7g(18g)
  • 糖質:9.7g

※カッコ内は成人女性1日の推奨量

品種

地中海沿岸から西部アジアに及ぶ一帯が原産地で、ヨーロッパ・アジアの湿帯に広く分布しているきく科の2年生草本で、地下部を食用にします・

日本では1,000年前から食用にされていて。栽培が盛んですが、これは日本だけの特徴のようです。

茨城、埼玉。千葉などが主産地で、貯蔵用、加工用が多く生産され、関西では若ごぼう、葉ごぼうとして生産されます。

品種としては、滝野川、大浦、萩、越前白茎などの系統に属するものが品質が良く有名です。

栄養素

食物繊維が豊富で野菜の中でトップクラスを誇るごぼう。

含まれる食物繊維のほとんどが水に溶けない不溶性で、水溶性(イヌリン)と不溶性(リグニン)の二つがあります。

繊維が多いので、食べ過ぎると腸内で発酵することがあります。

主成分は糖質ですが、果糖の重合体であるイヌリンの含量が多いので、利用されず、またビタミンも少ないので、栄養価が低い野菜に分類されます。

あくの成分であるポリフェノ過当のールは、強い抗酸化作用があり、がんの予防や老化防止に役立ちます。

効用

イヌリンには血糖値やコレステロールの上昇を抑制する働きがあります。

リグニンは、腸が波打つように動く蠕動運動を活発にし、便秘解消や腸内環境を整える効果があるといわれています。また、腸内の発がん物質の排泄を促すため、大腸がんなどを予防する効果も期待されています。

ごぼうの川にはクロロゲン酸やタンニンといった老化防止に役立つポリフェノールが含まれています。

・整腸作用
・血糖値のコントロール
・がん予防
:糖尿病の予防

選び方

太さが均一でまっすぐなものがよく、ひび割れていたりひげ根が多いのものは味が落ちます。

太くても直径2cmを目安にしましょう。太すぎると空洞が入っている場合もあります。

泥つきの方が鮮度が保たれるため、日持ちして風味も強いです。

保存方法

保存は、土つきなら新聞紙に包んで冷暗所へ。長期保存の場合には土に活けておくとようでしょう。(1週間)

洗いごぼうの場合は、乾燥を防ぐため、ラップにくるんで冷蔵庫の野菜室に入れ、なるべく早く食べるようにしましょう。(2~3日)

調理と食べ合わせのコツ

あくが強いので切るとすぐに褐変します。これはタンニン系のポリフェノール化合物がごぼうの中に含まれている酸化酵素の働きによって酸化されるためです。

きれいに仕上げるには、酢水にひたすこと、ゆでる場合も沸騰湯の中に酢を少し入れると、白く仕上がります。

代表料理として、きんぴらごぼう、酢ゴボウ、繊維をたたいて柔らかくしたたたきごぼう、土壌とごぼうの笹がきを卵でとじた柳川鍋、ウナギまたはアナゴで巻いた八幡巻き、てんぷらなどがあります。

おすすめの組み合わせ

豚肉

ごぼうに多く含まれる食物繊維は、肉類のコレステロールを排泄する働きがあります。

ビタミンB1を多く含む豚肉と、ごぼうの香りがマッチするので。豚汁などに最適です。

にんじん

ごぼうはビタミン類が不足しがちですので、ビタミンの豊富な野菜と合わせるとGood!

βカロテンの豊富なニンジンと合わせてきんぴらごぼうにするとよいでしょう。