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キャベツ
旬:通年
- ビタミンC: 41mg(100mg)
- ビタミンK: 78μg(150μg)
- 葉酸: 78μg(240μg)
- 食物繊維: 1.8g(18g)
- 糖質:3.4g
※カッコ内は成人女性1日の推奨量
品種と栄養素
古代ケルト人が栽培していた野生種のケールが原産種と言われています。
この葉が発達して葉に重なって球状になったのが現在のキャベツです。
以前は気温が高い地域で栽培されていましたが、現在は全国的に普及するまでになりました。
キャベツはがん抑制効果があるとされており、グルコシノレートという酵素が含まれています。
キャベツに含まれるビタミンUは、「キャベジン」とも呼ばれる成分です。胃の粘膜の修復を促したり、過剰な胃酸の分泌を抑えることから、胃潰瘍の予防・改善に効果があると言われています。その効果は市販の胃腸薬の主成分にされるほどです。
ビタミンUは、葉よりも芯、内側の葉になるほど含まれる量が多くなります。
また、美肌効果のあるビタミンCや丈夫な骨を作るビタミンKも豊富です。ビタミンCは外の葉が一番多く、ついで芯葉に。
ビタミンCやビタミンUは水溶性で熱にも弱いので、効率よく摂るためには生で食べるのが一番です。水にさらすとビタミンが逃げてしまうので、切った後はさっと洗う程度にしましょう。
効用
ビタミンUは胃酸の分泌を抑え、粘膜のただれを防ぎ、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防に有効です。
抗菌・殺菌作用のより、食中毒防止などにも役立つとされています。
・抗潰瘍性作用
・風邪や感染症の予防
・がん予防
・便秘の予防・改善
選び方
外の葉は鮮度の目安。
みずみずしい外葉がついているものが新鮮です。緑色が濃く、艶があるものを選ぶと良いです。ずっしりと重いものを。カットされたものは巻きがしっかりしているものを選びましょう。
軸の切り口が痛んでないかも要チェック。
保存方法
丸ごと保存するときは、芯をくり抜いて水で湿らせたキッチンペーパーを詰めておくと鮮度を保てます。詰めたキッチンペーパーは時々新しいものに取り替え、冷蔵庫の野菜室で保存しら1週間を目処に使い切りましょう。
調理と食べ合わせのコツ
ビタミンUの作用を効果的に活かすには、生がベスト。
量を食べるなら茹でるかサッと炒めましょう。
生で食べるときは水にさらしすぎたり、切ってから空気に長時間触れさせて、ビタミンCが失われないように注意。
おすすめの組み合わせ
キャベツのビタミンC、にんじんのβカロテンには美肌効果が期待できます。また、潰瘍で傷ついた部分の止血作用のあるビタミンKを含む食品との相乗効果も。
スープや煮込み料理にすると、汁に溶け出したビタミンも一緒に摂れます。
柑橘類とキャベツの組み合わせは、動脈硬化予防や血行促進、美肌づくりに効果的です。サラダにすると手軽に食べることができますよ。
参考資料
・厚生労働省
・e-Stat(政府統計総合窓口)
・消費者庁
・AACD(一般社団法人 日本流通自主管理協会)
※正確な情報を提供するよう心がけておりますが、かならず「公式HPを確認の上購入する」よう、お願い申し上げます。