さやいんげんは体にいい?栄養素・効用と選び方・保存方法

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さやいんげん
旬:6月、7月、8月、9月

主な栄養素(可食部100g当たり)
  • ビタミンA: 49μg(700μg)
  • ビタミンB2: 0.11mg(1.2mg)
  • カリウム: 260mg(2,000mg)
  • マグネシウム: 23mg(290mg)
  • 食物繊維: 2.4mg(18mg)
  • 糖質:2.7g

※カッコ内は成人女性1日の推奨量

品種

まめ科の1年生草本、インゲン豆の未熟なもので、熱帯アメリカが原産地とされ、隠元禅師が中国から日本へともたらしたといわれていることころから「さやいんげん」と呼ばれています。

一般的にみられるものは、ほとんどアメリカから輸入された品種で、年に3度収穫できるので三度豆という地方もあります。一年中出回っていますが、5月から10月が旬です。

栄養素

主成分は糖質で約7%、ほかにカルシウムとカロチンを含みます。豆類に特徴的なたんぱく質のほか、βカロテンやビタミンB1・B2・B6・C・ミネラル類・食物繊維までカバーします。

βカロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を健康に保つ作用があります。

豆は未熟でもでんぷんやたんぱく質があります。

効用

βカロテンは夏の日差しでダメージを受けやすい皮膚や毛髪の健康維持に効果があり、

アミノ酸の一種であるアスパラギン酸やリジンも注目したい成分で、エネルギー代謝に関わるアスパラギン酸は疲労回復やスタミナ増強に一役買います。

リジンは肌や血管を丈夫に保つので、肝機能の向上に最適です。

選び方

緑色が濃くて太さが均一で、曲げるとぽきっと折れるものが新鮮です。

豆のかたちが凸凹している(浮き出ている)のは、成長しすぎていて固いので避けるようにしましょう。

保存方法

暑い時期は冷蔵庫で保存するようにしましょう。

ただし、低温に弱い野菜なので冷蔵庫に入れてもすぐにしなびてしまうのが難点。

3~4日で使い切るようにしましょう。

たくさん保存するときは固めにゆでてから、冷凍保存したほうが長持ちします。

調理と食べ合わせのコツ

繊維が柔らかく、癖のない味、緑色の美しさは料理の引き立て役として重宝されます。筋を取り、2%の塩水でゆでると色よくゆであがります。

βカロテンの吸収を高める油と組み合わせることで、より栄養素を取りやすくなります。

最近では筋がないものがほとんどですが、筋がある場合は両端を少し折り、軽く引っ張って取り除いてから調理します。

おすすめの組み合わせ

豚肉

いんげんのビタミンCは、豚肉のたんぱく質がコラーゲンになるの助けます。また、豚肉のビタミンB1は疲労回復も期待大です。

トマト

さやいんげんに含まれるβカロテン、トマトに含まれるリコピンにはともに美肌効果が期待できます。