ネギは体に悪い？食べすぎて腹痛になる？栄養素と効果をチェック

ネギは体に悪い？

食べ過ぎで腹痛になるって本当？

お鍋の具や副菜として定番のネギ。

様々な場面で登場する優秀な食材ですが、果たして体にとって良いものなのでしょうか？

そこで今回はネギの安全性と健康への影響について解説します。

コノハ

体に良いものを食べて、健康的な生活を送りましょう！

ネギのカロリー

ネギのカロリーは28kcal/100gです。

ネギ1本の可食部が57gほどなので、1本のカロリーは16kcalほどになります。

薬味に登場する機会が多いですが、少量であればほとんどカロリーは気にならないでしょう。

コノハ

カロリーの少ない野菜だね

ネギの栄養素・成分

ネギの白い部分にはビタミンC、青い部分にはカロテン、カルシウム、ビタミンKなどを含んでいます。

根深ネギは単色野菜、葉ネギは緑黄色野菜に分類され、栄養素的にも多くの違いがあります。

根深ネギより葉ネギの方が栄養素が多く、ミネラル類、ビタミン類、カロテンなどを豊富に含んでいます。

辛味の元となるのは硫化アリルで、この成分が胃液の分泌などを促しています。

ネギは体にいい？4つのメリット

様々な食事に出てくるネギですが、果たして体にとって良いものなのでしょうか？

次にネギのメリットを4つ紹介します。

硫化アリルは血液をサラサラに

辛味や匂いのもととなる硫化アリルは、血液の凝固を抑制する働きがあるため、動脈硬化・血栓予防に効果を発揮します。

さらにエネルギーの代謝に重要な働きをするビタミンB1の吸収力を高める効果もあるため、疲労や筋肉の回復に効果的です。

ビタミンCの抗酸化作用　

ビタミンCは「抗酸化ビタミン」と呼ばれる高い抗酸化能力がある栄養素です。

抗酸化とは体内の活性酸素を除去することで酸化を防ぎ、老化・がん・生活習慣病から身を守る効果があります。

他にも、ビタミンCはメラニンの生成を阻害するため、美肌効果があることでも有名です。

コノハ

女性に嬉しい栄養素だね

βカロテンはがん予防にも

ネギに含まれるβカロテンは、皮膚の粘膜の健康を維持したり、様々な細胞の増殖や文化に寄与します。

βカロテンにはビタミンCと同じく、抗酸化作用もあるため、がん予防としても最適です。

葉酸は新陳代謝を促す

葉酸は水溶性のビタミンで、DNAやRNAなどの核酸やタンパク質の合成を促し、細胞の再生・生産を助けます。

妊婦の方は十分に葉酸を摂取することで、胎児の病気のリスクを下げる効能があるので、積極的に摂りたい栄養素です。

ネギは体に悪い？3つのデメリット

ここまでネギのメリットを解説してきました。

ではデメリットにはどのようなものがあるでしょうか？

次にネギのデメリットを3つ解説します。

硫化アリルが胃痛や貧血の原因に

硫化アリルは様々な機能があり、刺激の強い物質です。

生で過剰に摂取したりすると、胃壁を刺激し、胃痛や貧血の原因にもなります。

コノハ

少量だと問題ないけど、摂りすぎると健康に被害があるんだね

口臭や体臭の原因にも

硫化アリルは硫黄化合物の一種であり、ニンニクの匂いと同じ成分です。研究によるとこの硫化アリルによる口臭への影響は16時間も続くとされています。

他の人と会ったり、会話したりする際は過剰な摂取を控えた方が良いでしょう。

頭痛を引き起こす

ネギに含まれる「アリシン」は、疲労回復に優れたビタミンB1の吸収を手助けする滋養強壮の作用で知られていますが、硫化アリルと同じく刺激物質です。

そのため摂りすぎると頭痛や片頭痛などの症状が出る場合があります。

コノハ

玉ねぎを切った時に出る成分と同じだね

ネギのおすすめの食べ方

ネギの栄養素をそのまま摂るのであれば、「焼きネギ」がおすすめです。

ネギに含まれる水溶性のビタミンやカリウムは、煮たり茹でたりすると流れ出る可能性があります。

焼いて食べることでこれらの栄養素を余さず摂ることができるので、焼いて食べるようにしましょう！

ネギの適切な1日の摂取量は？

ネギの1日の摂取量は½〜1本までが最適です。

あまり摂りすぎると頭痛の原因にもなるので、適度な量を心がけて食べるようにしましょう。

ネギに関するみんなの意見

ネギは体に悪い？まとめ

今回はネギは体に悪いのか？について解説しました。

ネギはビタミンやβカロテンが豊富で抗酸化作用があり、がん予防や老化予防に最適です。

一方で摂りすぎは硫化アリルによる胃痛・貧血を引き起こすので注意が必要です。

コノハ

適度な量を心がけて、美味しくネギを食べましょう！