かぼちゃは体にいい?栄養素・効用と選び方・保存方法かぼちゃは体にいい?

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かぼちゃ
旬:7月、8月

主な栄養素(可食部100g当たり)
  • ビタミンA: 330㎍(700μg)
  • ビタミンC: 43mg(100mg)
  • ビタミンE: 4.9mg(6.0mg)
  • カリウム: 450mg(2,000mg)
  • 食物繊維: 3.5g(18g)
  • 糖質:17.1g

※カッコ内は成人女性1日の推奨量
※西洋カボチャを基準としています。

品種と栄養素

カリウムの含有量は野菜・果物の類の中でもトップクラス。体内でのナトリウムの排泄を促進、むくみの解消や高血圧の予防に有効です。

「冬至に食べると病気にならない」と言われるように、とても栄養価の高い野菜です。

特に注目したいのが、βカロテンのほか、ビタミンCとビタミンEの「三大抗酸化ビタミン」が豊富なこと。

これらの成分には、それぞれ活性酸素の害から体を守る抗酸化の力があります。βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換される成分で、3つのビタミンのアルファベットをつなげて「ACE(エース)」と呼ばれることもあります。

効用

βカロテンの働きにより、感染症の予防やがんを抑制。ビタミンC・Eの相乗効果で、血行促進や肌荒れ防止にも役立ちます。

・便秘予防・改善
・高血圧の予防
・むくみの解消
・がん予防
・美肌効果
・更年期障害の改善

選び方

完熟のサインは、下手の切り口が枯れていてコルクのようになっているもので、持った時にずっしりと重みのあるもの。

カット済みのかぼちゃは、果実のオレンジ色が濃く、わた部分が乾いていないものを選びましょう。

保存方法

丸ごと保存するときは、新聞紙に包んで室内保存。カット済みのかぼちゃを保存する場合にはわたと種をスプーンで取り除いてからラップに包み、冷蔵庫へ。ゆでたかぼちゃは、タッパーなどの保存容器に入れて冷凍保存しましょう。

調理と食べ合わせのコツ

油で調理するだけでなく、油を使用した料理と一緒に食べるだけで、脂溶性のβカロテンの吸収率を高めます。

おすすめの組み合わせ

トマト

かぼちゃのβカロテン、トマトのリコピンには強い抗酸化作用があり、老化防止に役立ちます。

バター・チーズ

カボチャに含まれるビタミンA、ビタミンEは脂溶性。

チーズやバターの油によって吸収率がUPします。

かぼちゃのカロリーが高めなので、少量のバターを加えてホイル蒸しにすると、油の吸収率が抑えられます。

ワンポイント:「西洋かぼちゃと日本かぼちゃ」

かぼちゃは西洋かぼちゃと日本かぼちゃ、ズッキーニに代表されるペポかぼちゃに分けられます。

一般に「かぼちゃ」として流通しているのは、西洋かぼちゃ。日本かぼちゃは西洋かぼちゃに比べて味が淡白です。βカロテンやビタミンEの含有量も少なくなっています。