かぼちゃの皮は食べられる?栄養素と調理方法を解説します

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かぼちゃの皮は食べられる?

美味しく食べる調理方法を知りたい

秋の代表的な野菜であるかぼちゃ。かぼちゃを食べる方のなかでも皮は残すという方も多いのではないのでしょうか?

実は、かぼちゃの皮は食べることができます。

この記事では、かぼちゃの皮と栄養素・その調理方法について詳しく解説していきます。

コノハ
コノハ

この記事は珍しいものを食べるのが大好きなコノハが解説します!

結論

・かぼちゃの皮は食べることができる

・抗酸化作用の高いビタミンやβカロテンが老化・生活習慣病予防に効果的

・ビタミンCは美肌効果も

・食物繊維は腸内環境を改善する効果も

・カリウムはむくみ防止にも

・皮の状態によっては口当たりが悪いことも

・農薬の危険があるためよく洗ってから調理するようにしよう

・バター醤油やかぼちゃの皮チップスなどを作ってみよう

かぼちゃの皮は食べられる?

結論から述べると、かぼちゃの皮は食べることができます。

硬くて食感が悪かったり、農薬や化学肥料など気をつけるべき点はありますが、適切に調理することでおいしく食べることが可能です。

今回は、かぼちゃの皮の栄養素と、調理方法を解説していきます。

コノハ
コノハ

栄養満点のかぼちゃを残さず食べて、健康に良い食生活を送っていきましょう!

かぼちゃの皮を食べることの5つのメリット

秋の代表的な野菜の一つであるかぼちゃ。

普段は皮を切って食べることが多いと思いますが、実は栄養満点の部分なのです。

次にかぼちゃの皮を食べる栄養素面でのメリットを詳しく解説します。

βカロテンの抗酸化作用

かぼちゃの皮に含まれるβカロテンは高い「抗酸化作用」があります。

抗酸化作用とは、体内の活性酸素を除去して体を酸化から身を守ることをいい、体の老化やがん、しわ、しみ、生活習慣病予防としても効果的です。

また、βカロテンは体内では必要量に応じてビタミンAに変換されるため、ビタミンAとしての効力も発揮します。

参考:ビタミンA / βカロテン|大塚製薬 (otsuka.co.jp)

ビタミンAは免疫アップに効果的

かぼちゃの皮に含まれるビタミンAは、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、免疫力を強める働きがあります。

βカロテンと同様に抗酸化作用もあるため、健康の維持・増進だけでなく美容やアンチエイジングとしても効果的です。

目の健康に関わっている重要な栄養素なので、角膜や目の粘膜を維持して視力の低下を防いだり、夜盲症のリスク軽減にも効果を発揮します。

食物繊維は腸内環境改善効果も

かぼちゃの皮にはかぼちゃの身の何倍もの食物繊維が含まれています。食物繊維は小腸で消化されずに大腸に行く性質から、快便作用があり、便秘を予防する効果が期待できます。

また、血液中のコレステロールの濃度の低下や血糖値の上昇を予防するなどの効果も研究で明らかになっています。

ポリフェノールは生活習慣病予防に

ポリフェノールはビタミンA・ビタミンEと同様に高い抗酸化作用があります。

抗酸化作用によってしみ・しわを防ぐことに繋がり、美容・アンチエイジング効果の期待できる栄養素です。

実は抗酸化作用だけでなく抗炎症作用もあるため、炎症を引き起こす酵素の活性を抑えることができ、関節炎や心臓病、がんなどの疾患予防に効果を発揮すると言われています。

ビタミンCは美肌効果も

かぼちゃの皮に含まれるビタミンCは美容に効果的な成分として有名です。

ポリフェノールやビタミンAと同じく抗酸化作用があり、老化・しわの予防としても効果的です。

また皮膚のメラニン色素の生成を抑える効果があるため、日焼け防止やシミ予防にも効果が発揮されると言われています。

また、美容効果だけでなく免疫力を高める効果もあるため、風邪やインフルエンザの予防としての効用も期待できます。

カリウムはむくみ改善に

カリウムはナトリウムとともに、細胞の浸透圧を維持する役割があります。そのため、慢性的な浮腫防止として効果を発揮します。

ほかにもカリウムは腎臓でナトリウムの再吸収を抑制する効果があるので、尿中への排出を促進し、血液を下げる効果も期待できます。

参考:カリウム | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)

かぼちゃの皮を食べる際の注意点

様々な栄養素が豊富に含まれており、魅力のあるかぼちゃの皮ですが、食べる際に気をつけなければいけないことがあります。

次にかぼちゃの皮を食べる際に注意するべきことを解説します。

皮の表面の状態によって口当たりが悪い

かぼちゃの皮は表面の状態によって口当たりが変わります。

なかにはぶつぶつとしているものもあり、体に悪そうなイメージがあると思いますが、実は身体的な影響はありません。

これらは実が小さい時に皮が擦り気入れてれきる傷をかぼちゃが成長して修復した跡です。

ぶつぶつとしたかぼちゃも痛んで腐ったというわけではないので、安心して食べてください。

※ただし生理的に受け付けないという場合は除去すると良いでしょう。

農薬の心配も【良く洗うこと】

かぼちゃの表面の傷以外にも気をつけるべきことはあります。

それは農薬の危険性です。産地や生産元によっては農薬を使用している場合があり、かぼちゃの表面に農薬がついているケースもあります。

ですが安心してください。農薬はかぼちゃをよく洗うことによって取れるので、食べる上で問題になることはありません。

「農薬が心配で食べられない」という方はよく洗って食べることをお勧めします。

かぼちゃの皮の調理法は?

栄養価も高く、緑豊かなかぼちゃですが、手間がかかるため調理に使うことは少ないかもしれません。

そこで次にかぼちゃの皮を上手に使用した調理方法について紹介します。

捨ててしまうのはもったいない、かぼちゃの皮の美味しい活用方法をしって、食卓に彩りを添えましょう。

バター醤油炒め

かぼちゃの皮のバター醤油炒めは、シンプルな調味料でかぼちゃの皮の旨みを引き出し、食感も楽しめるおすすめの一品です。

【材料】

・かぼちゃの皮 200g

・バター 20g

・醤油 小さじ1

・黒コショウ 適量

【作り方】

1.かぼちゃの皮は薄く削いで、長さ5cm、幅1cm程度に切ります。

2.フライパンにバターを入れ、中火で溶かします。

3.バターが溶けたら、かぼちゃの皮を入れ、全体にバターをからめます。

4.かぼちゃの皮がしんなりするまで炒め、醤油を加えます。

5.醤油が全体にからまるように、さらに炒めます。

6.お皿に盛り付け、黒コショウをふりかけて完成です。

かぼちゃの皮チップス

かぼちゃの皮をカリカリに揚げて、サクサクとした食感を楽しむことができます。

【材料】

・かぼちゃの皮 200g

・片栗粉 50g

・揚げ油 適量

・塩 適量

【作り方】

1.かぼちゃの皮は薄く削いで、長さ5cm程度に切ります。

2.ボウルにかぼちゃの皮を入れ、片栗粉を加えて全体にまぶします。

3.揚げ油を熱し、170℃になったら、かぼちゃの皮を入れます。

4.皮がカリッとするまで、数分間揚げます。

5.油を切り、塩をふって出来上がりです。

かぼちゃの皮に関するみんなの意見


かぼちゃの皮は食べられる?まとめ

いかがでしたでしょうか?かぼちゃの皮は硬くて手間がかかるため、捨ててしまいがちですが、実は栄養価が高く、美味しく調理することができます。

皮ごと食べることで、食物繊維やビタミンを摂取することができ、健康面にも良い影響を与えます。

コノハ
コノハ

ぜひ、今回紹介した調理方法を実践して、かぼちゃの皮を有効活用してみてください!

結論

・かぼちゃの皮は食べることができる

・抗酸化作用の高いビタミンやβカロテンが老化・生活習慣病予防に効果的

・ビタミンCは美肌効果も

・食物繊維は腸内環境を改善する効果も

・カリウムはむくみ防止にも

・皮の状態によっては口当たりが悪いことも

・農薬の危険があるためよく洗ってから調理するようにしよう

・バター醤油やかぼちゃの皮チップスなどを作ってみよう