かぶは体にいい?栄養素・効用と選び方・保存方法

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かぶ
旬:11月、12月、1月

主な栄養素(可食部100g当たり)
  • ビタミンC: 19mg(100mg)
  • パントテン酸: 0.25mg(5mg)
  • 葉酸: 48㎍(240㎍)
  • カリウム: 280mg(2,000mg)
  • 食物繊維: 1.5g(18g)
  • 糖質:3.1g

※カッコ内は成人女性1日の推奨量

品種と栄養素

根の部分はほとんどが水分ですが、ビタミンCやカリウムが比較的多く含まれています。

茎は「淡色野菜」に分類され、ビタミンCを多く含み、でんぷんの消化酵素であるアミラーゼを含んでいます。茎は生で食べることで、熱に弱いビタミンCを上手に摂取できます。まだ、消化促進や胸やけの予防効果なども期待できます。

葉は、根や茎よりはるかに栄養素が豊富で、βカロテン、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウムや鉄などのミネラル、さらに食物繊維もたっぷりです。

葉はアクが少ないので、炒めたり、さっと茹でたりしたものを根と一緒にいただくと良いでしょう。

根と葉の両方に含まれる辛味成分グルコシアネートは、発がん物質を解毒し、活性酸素を取り除きます。刺激的な香りで唾液の分泌を促すので、食欲増進にも効果的です。

効用

根に含まれる消化酵素アミラーゼは、大根と同じく消化を助け、胃の働きを整える効果を発揮します。

辛味成分で食欲増進のほか。強い殺菌力により食中毒予防、解毒作用に期待できます。血栓予防にも効果的です。

・高血圧の予防
・便秘の予防・改善
・老化の抑制
・消化の促進

選び方

白い根の部分は、皮がなめらかで、つやとハリがあるものを、葉は鮮やかな色のみずみずしいものを選びましょう。

保存方法

葉つきのままだと水分が抜けやすいので、葉と茎を切り離して保存します。乾燥を防ぐため、ラップで包むかポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

調理と食べ合わせのコツ

根は生で食べると、アミラーゼを活かせます。

また、アミラーゼの効用はでんぷんの分解酵素を含む白米との組み合わせが良いです。

おすすめの組み合わせ

豚肉

かぶのビタミンCと豚肉のたんぱく質の組み合わせで、しなやかな血管を作ります。

ワンポイント:「アミラーゼ」

アミラーゼは、でんぷんを分解する酵素の総称で

ジアスターゼとも呼ばれます。胃腸の働きを助けて消化吸収を促すため、胃もたれや胸焼け、消化不振などの改善に役立ちます。

<主な食材>
ながいも / かぶ / だいこん / 果物全般 / いも類 / 豆類 / キャベツ / レタス / にんじん / ブロッコリー / アスパラガス